メールマガジンは死んだのか? | 個人が生き残るSNSの使い方

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沖田です、

ここ数年、クライアントさんのリストマーケティング(メルマガ)のお手伝いをやってきて感じてるんですが、メールアドレスの価値が年々下がってきてますね。

結論から言うと、

今のうちにフェイスブックやTwitter、You Tubeなどのフォロワーさんを獲得する活動をしといた方がいいかなと感じています。

リストマーケティング?

リストマーケティングってなんだ?と思うかもしれないので、軽く説明をしときます。

コレ、なんだかややこしそうな名前なんですが、わかりやすく言うと通販会社がやっているモデルですね。

既存のお客さんやお客さんになりそうな人の連絡先をもらっておいて、自社の商品の使い方とか、面白い、役に立ったりするエンタメ情報なんかを提供する。

イメージで言うと、雑誌の定期購読みたいな感じです(無料だけど)。

そして読者とコミュニケーションとりながら、商品をオファーして成約する。そんなマーケティングの方法なんですが、ここ数年で状況が結構かわってきています。

私が今サポートをしているのは、個人レベルから数名のチームでマーケティングしているような会社です。

そういった会社の売上の比率が、メルマガよりもSNSの方が高くなってきているわけです(もちろんビジネスモデルによって変わると思います)。

どういう流れでやっているかというと、

1.SNSのメディアでファンベースをつくる

2.その中に紛れている見込み客を見つけてサービスを提案する

という流れで成果がでています。

いや、何がすごいかってね、これまでは1にも2にも「まずはメールアドレスを取得する」のが最初だったわけですよ。

資料請求と引き換えにメールアドレスをもらって、そこに対してセールスしていた訳です。その工程をすっ飛ばして、いきなりオファーした方が売上につながっている…これは最初、マジで訳わからんかったですよね。

セミナーや講座の募集をする場合でも、メールマガジンよりTwitterからの案内のほうが3倍以上の集客ができています。

この数字を自社で見たとき、最初は

「おいおい、マジか・・・」

と思ったのですが、数字はウソをつかないので、どうやらマジなようです ^^;

これまでの一部の「コアな人たちを集める」マーケティングから、TVや雑誌のような「マスにアピールするタイプ」のマーケティングに時代が移ってきているんじゃないかなと感じています。

仮説ですけどね。

いままでは資金の少ない個人のビジネスや中小企業はダイレクト・レスポンス型と言われるマーケをやってきました。

ターゲットをしぼって、反応をもらった人にだけセールスを展開していく。これが資金があまり使えないビジネスが勝ち残っていけるパターンでした

でも、数字を見てみると、、、

明らかにこれまでのセールスの流れと違ってきていて、メルマガからよりもSNSでしっかりとエンゲージメント上げたところに商品を提案した方が売上が上がってきています。

これは単に「昔に比べてメルマガが読まれなくなった」、というだけじゃない気がしています。

個人がメディア化してきている

これまではメルマガやブログなどのメディアが強かったのですが、いまは「個人がメディア化」してきています。

インスタやTwitterなんかのインフルエンサーとして、収入を得る人が増えてきていることからもわかりますね。

そして、これはモチロン個人でビジネスをやっている人ももちろん当てはまります。

ひとりでビジネスやっている人は、SNSでの影響力を増やしていくことで大きな会社に匹敵するくらいのパワーが持てるということですね。

まあ、モチロンかんたんなことじゃないですが…とはいえ、これからの時代はSNSでの影響力を持たない起業家は生き残ることが難しくなると思います。

・・・ちなみに30代以降の個人起業家がやっているSNSというとフェイスブックだけ、という人が多い印象があります(私の周りだけ?)

そういう人は今からでも遅く無いのでTwitterとYou Tubeはやっておいた方がいいですね。

で、メルマガはどうなるの?

それで、メルマガはこれからどうなるのか?ということなんですが、まあ正直わかりません 笑

ですが、メール=パーソナルなメディアと考えた場合、無くなることは100%ないですよね。形態は変わったとしても。

手紙がメールに、メールがLINEへと形は変わっても、パーソナルなコミュニケーションツールはなくなりません。

実はここがポイントで、

SNS、特にTwitterとかはかなりオープンなメディア(バズりやすいし)なので、発言できる内容は限られてきます。

これはマーケティングやってたら当たり前の話なんですが、「一部の人だけへ向けたコアなメッセージ」はオープンなメディアでは広がりづらいです。

そう考えると、本当にコアな、深い話はメールマガジンやサロンでしか話せない感じになりますよね。

例えると、TwitterやYou Tubeが街コンだとすると、メルマガは二人だけのデート、みたいな感じですね 笑 (逆に伝わりづらい?)

だから、

当然のことながら私は「メルマガを読んでくれる人」を一番大切にしています。

リアルタイムでうまくいっているプロモーションの話とか、うまくいった手法などの戦術はメルマガだけで話しています。

だってまあ、内容自体もマニアックだし(笑)そもそもマーケティングの話は万人受けするわけではないですから。

そんなわけで、これから小さなビジネスが生き残るにはSNSの影響力が重要になってくるという話でした。

今日の話、ずっとSNSやってきてる起業家からしたら当たり前なんだろうけど…メルマガでオプトインとって収益を上げてきた人間からすると驚きなんだよね。

沖田賢治

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