「Uber(ウーバー)知ってる?」
どーも、沖田です。
2019年以降、ビジネスで生き残るためのヒントを話します。
先日、とある情報筋からある話を聞いたんだけど、、、Uber(ウーバー)ってあるじゃないですか。
一般の人が自分のクルマにお客を乗せて、タクシーみたいに乗車賃をもらえるサービスですね。
アメリカ最大のタクシー会社、イエローキャブがこのアプリにユーザーを奪われて破産する、というほど社会的に大きなインパクトを起こしています。
アジアのいろんな国に行くとき、タクシーに乗るとぼったくりがめちゃくちゃ多くて、しかも犯罪に巻き込まれることもあるので、Uberはかなり助かります。
というのもUberにはドライバーと利用者ともにレビューされる機能があるからです。ボッタクリとかしたり、ドライバーへの対応が悪い人は記録が残るんだよね。
しかも決済はカードを使ったアプリ上で支払うかたちなんで、ドライバーへ直接払うことはありません。なんで、お金のやりとりのトラブルが起こりづらい(ぼったくられない)、などなど色々と便利なサービスなんです。
このUberですが、日本では法律的にアウトということで広がっていません。
で、Uberが日本で流行らない理由は法律的にどうこうというのと、もう一つの理由があるらしい(私は専門家じゃないので、詳しくはないけども)。
現状の体制を壊せない理由
先日、ある政府関係の人からこの話を聞くことがあったんだけど、日本でUberが流行らせることができない本当の理由を聞きました。
それは「Uberの利用者が広がることで、タクシー会社に勤めている人が職を失う。そうなったらこの国(日本)ではかなり深刻な問題が起こる」ということでした。
タクシーって職種自体は、旅客自動車用の免許(普通第二種免許)をとると仕事ができる。他に特別なライセンスや勤務地の縛りがないので、わりと始めやすい仕事だということらしい。
タクシードライバーは時間を切り売りするタイプの労働だから大変ではあるけど、仕事をするのにそれほど制約は多くないと。
要は
「始めるのに参入障壁が低い」
ということだね。
そういったやりやすい仕事だからこそ、たくさんの人がこの仕事をしている。しかもタクシー業務は長い人だともう十年以上も続けている人もいて、急に仕事が無くなったからといって他の仕事に移ることは難しい。
こういった状況で、Uberのようなライバルが入ってきたらアメリカで起こったようなタクシー会社倒産のシナリオが起こるだけじゃなく、深刻な失業の問題が起こるということらしい。
Uberを使ったビジネスは「空いた時間」でできる。だからもし解禁されたら、副業を始める個人としては条件が揃っている。
「ちょっと今日は時間があるから、Uberで稼ごうかな」なんて人はたくさんでてくるよね。
タクシーを利用する人の数自体は、Uberが使えるからと言って爆発的に増える訳ではない。
だから限られた市場をタクシー会社(あるはフルタイムでやる独立した個人)といういわゆる「プロ」とスキマ時間でやる「アマチュア」のドライバーで奪い合う形になる。
※ アメリカでの調査によると、Uberの利用者の中には「これまでタクシーをほとんど利用したことがない層」も含んでいるので、Uberは市場の拡大には貢献していると思われるけど。
そうすると、今いるプロのタクシードライバーから大量の失業者がでてしまう。これが問題になるという話だそうだ。
だから法律面でNGということにしておくことで、現状の維持を図っているという事もあるらしい、、、
その話を聞いておもったんだけど、
現状は維持できない
と思うんですね。
過去の市場の在り方を見ていると、「(市場を取り巻く環境が)昔からまったく変わらない」というビジネスは少ない。
よっぽどの大企業か、国なんかがやっているビジネスくらいじゃないだろうか。
いまや電気とかのエネルギーでさえ自由化されている。小さな個人商店とかでもアマゾンにお客を奪われたりしている。
なんとか生き延びてはいても、成長どころか、これから売上が伸びるという未来は少ないだろう。
だからUberみたいな会社が入ってくるのを力技で無理くり押さえつけていても、市場は変化しつづける。
その結果、いまのシステムに依存している人は仕事を無くすということは回避できないんじゃないかと思う。
「新しい」環境を生き延びるには?
そういった新しい環境で生き残るなら、「個人でも生き残れる力」を持たなければいけない。
なぜなら企業というシステムだけに依存していても、必ず変化が起こるから。そういった変化が起こると知った上で、僕ら個人が自分自身の力で生き残れる力を持たなくてはいけない。
そして、生き残り戦略としては「自分自身をブランド化する」という事を考えていく必要があると感じています。
いまは過去にないくらい情報が溢れている時代。
この時代では起業するのに情報が足りなくて困ることはほとんどない。昔と比べて起業するハードルはかなり低い。
だから、ライバルと差をつけることが難しくなる。
そうなってくると「ブランドという信頼」を持たない人は勝つことができなくなってくるだろう
自分をブランド化しろ
という感じで、まとめると、
本当にこれからは信用(ブランド)を持たない個人は厳しくなってきます。
だれもが同じようなメディアを使って、同じような商品を扱える時代。この状況は確実に加速していく。
そんなとき、お客さんが「あなたから買う理由」はなんだろう?
商品やサービス自体には違いはない。そんな中でも選ばれる、強力な吸引力のある「あなたという個人のブランド化」。
こういったコア・ブランドを持つことで、ライバルから比較されない、最高の市場が生まれる。
あなた自身をブランド化する、そのための最初の一歩はなんだろう?