セレブ vs 普通のワタシ、
沖田です、
インスタやFBを見てると誰もがセレブみたいに見えてくることってありますよね(私だけでしょうか 笑)。
実際にはタイムラインがそんな風な人たちで埋まっているだけだと思うんですけど、こういうのを見ていると「私はそんな凄くないしな・・・」って感じてしまう人は多いみたいです。
他人のスゴそうな部分ばっかりみていると、「自分はそんなにスゴくない」という心理が生まれてくるのが人ってもんですね。
これって実は結構ポイントで、知っておくと「良いこと」があります。こういう心理ってマーケティングでかなり使えるんですね。
例えば、セレブとは「真逆」の話をする。
こういうことをすると、味方を一気に増やすことができます。真逆ってどういうことですか?ってことなのですが、自分の「弱み」を話すということです。
あなた自身の弱みを話すことで、「同じように感じている仲間」を増やすことができます。
子供の頃の、忘れられない話。
私が小学1年生くらいのころだったと思うのですが、テレビで歌合戦をやっていました。
優勝者には賞金がでます。
私がみていたのは、決勝戦でした。勝った方には賞金としてお金がもらえます。
うろ覚えなんですが、決勝戦に出ていた2人はタイプの違う歌手でした。ですが、どちらもうまかったです。審査員たちも「どちらも上手いし、どうしようかな・・・」とかなり悩んでいました。
そうやって、2人とも歌い終えた後のことです。
審査を待っているタイミングがありました。そのタイミングで司会の人が「自信のほどはどうですか?」と歌い手さんに聞きました。
その時です。
片方の人が
「実は私、借金があるんです」
という話を始めました。
「家族がいて、娘もいて、なんとか借金を減らそうとしています」
「だからこの賞金が欲しいんです」
「必要なんです!勝たせてください!」
・・・というようなことを言っていました。
そして・・・あろうことか、なんとその場で見せた・・・涙!!!
なんと彼は涙を流していました。
私はバカみたいにポカーンと口が空いてしまいました・・・そして、子供心に「このおっさん、ズルい」と思いました。
「歌、関係あらへんやん(関西弁)」
と同時に「(このおっさんが)勝ったな」とも思いました。
多分、どっちかというともう一人の人のほうが少しウマかったと思います(歌が)。
ですが、案の定・・・借金を告白したおっさんが勝ちました。このおっさんは「弱み」を話すことで、審査員の同情心を引き寄せたのです!
人は弱みを話されると、共感します。同じような体験をしたことがある人は無視できないからです。
このおっさんは意識してか、知らずか分かりませんが、かなりの高等テクニックの使い手だったのです!(泣き落としの)
そしてその高等テクニックをフルで使うことによって、大金を手に入れることに成功しました。
といっても、100万円くらいですが。
そんなわけで・・・こういう使い方をするのはダサいのですが、「弱み」は武器になります。
しかも誰にでも「弱み」はあります。
紙とペンをもって、あなた自身の弱みリストを書き出してみてください。お客さんの共感を誘うものがあるはずです。
ただし、注意してください
・・・でも、とはいえ、自分の弱みを話すのって抵抗がありますよね?
だからほとんどの人は「セレブっぽい」キラキラした投稿ばかりをしたがります。
だから逆に弱みは目立つワケですね。
ちなみに今日の話のポイントですが、ネガティブな話をしろというワケじゃないですよ。日常はちゃんとしてる、誰からもしっかりしてるように見られてる・・・だけど、実際は・・・という話をすると言うことです。
例えばですが、
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オフィスではしっかりものの上司、誰からも頼りにされるオレなんだけど・・・彼女の前では「バブバブ・・・」と赤ちゃんプレイをしてしまうのです!哺乳瓶が手放せません!!
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というのも一種の「弱み」です。
ぜひ怖がらずにあなたの弱みをお客さんに話してみてください。
マジックが起こります(多分いい意味で)
ではまた!
沖田賢治
追伸:ちなみに私の「弱み」はムチャクチャ色々あり過ぎて話しきれません・・・が、その中でもホラー映画とジェットコースターはマジでキライです。
むかし、強制的にジェットコースターに乗せようとしたヤツにブチギレて、その場で絶交しました。それから彼とは会ってません 苦笑
そんくらい高いところは苦手です。
ちなみに、ホラー映画は1人じゃなかったら見れます。