沖田です、
昨日、
ある相談を受けました。
最近会社員を辞めて
いま独立に向けて
がんばっている男がいます。
その彼からこう言われました。
「会社を辞めてから
なにをすればいいのか
迷っています」
「やりたいことが多すぎて」
「いま自分でも何やったら
いいのか分からなくなってます」
という相談でした。
よく聞いてみると、
自分が何をするべきか?
そしてその「理由」は?
ということについて
悩んでいたようです。
普通は30代で会社やめるって
結構な覚悟がいるらしいので、
そのへんをすっとばして
いきなり辞める勢いは
すごいよねと話していました。
(私は会社員の経験は
一瞬しか無いのでそのへんは
よくわかりませんが)
◯◯をやるべき理由
結論から言うと、
「理由なんかいらない」
と私は思います。
現代に生きる僕らは何かをするたびに
「理由」を探します。
「これをやる理由」
「あれをやる理由」
「やんなきゃいけない理由」
理由だらけです。
こうなってしまうのは
恐らく、学校の先生や部活の先輩、
会社の上司からこんな風に
聞かれるからだと思います。
「おまえ、それやる理由はなんだ?」
って。
目上の人間に聞かれるから
それに答えなきゃいけない。
答えないと、相手の要求に
素直に従わなきゃいけない、
あるいはバカにされる、
「こっちやれよ」みたいな風に
他のやりたくもないことを
させられる。
そんな状況が僕らに
「理由」を作らせ続けて
きたんじゃないかと思います。
私がそれに気づいたのは
小学生の頃でした。
なにかあると父親のストレスの
はけ口にされていた自分は多分、
8才にならないくらいで、
「ウソの理由」をつくという
技を身に着けていました 苦笑
まあ、ほとんど
効果は無かったのですが、
それがきっかけで
「僕ら人間は理由によって動く」
ということを体感できたんだと
思います 笑
だから、
あえて言います。
「理由なんていらない」
と。
そもそも理由なんて
存在しません。
僕らが勝手に理由を
作っているだけです。
それが「良い理由」なら
モチベが上がるし、
「悪い理由」なら
イライラする。
ただそれだけのことです。
実は「僕らがつくった理由」に
僕ら自身が振り回されているって
いうことが起こっています。
だから、まず最初に気づくべきは
「理由なんてない」という事実です。
僕らはほっとくと無理やりにでも
理由を作り出します 笑
それはこの世界で生きるための
ルールであるかのように。
でも、そんなルールはありません
理由なんてないんです
(僕らが勝手につくった以外には)
理由や意味なんてない。
このことに気づけると
頭の中のモヤモヤがパッと晴れます。
ハイボールを飲みすぎて
クラクラしていた頭から、
1秒で目覚めの良い朝を
迎えたみたいな感じに
正気を取り戻せます 笑
もしあなたが、
「オレ、なんでこれ
やってんだろう??」
と行動の意義を見つけるために
ストレスを感じているなら
「理由なんて無い」
そう思い出してください。
自然物として「理由」を
たずさえてきた物質なんて
ありません。
あるのは、ただ僕らが
つけた意味があるだけです。
行動するのに
理由なんてものはいらない
そう考えることで
もっとスピードが早く、
打たれ強くなります。
ではまた!
沖田賢治
追伸:理由がダメだとは
言っていません。
理由をつけることでパワーが
生まれるという事実もあります。
大事なのは
理由が僕らをコントロールする
のではなくて、
僕らが理由をつかって
状況を変えていく、という
考え方です。
僕らが理由をコントロールする側に
なろうということですね。